中伊豆、湯ヶ島温泉、創業明治7年、登録有形文化財を多数擁する老舗旅館。
令和2年にAOYAMAGRADHOTELなどのグループ入りを契機に、古き良き時代の面影を残しながらデザインやサービスを一新。現代的な快適さの旅館へと変貌した。
その際の起爆剤となったのがサウナシュランを受賞するサウナ。二つの大浴場にそれぞれのサウナがあるが、一日一組限定で提供されるのが、24時間ステイのテントサウナプランだ。
▼通常15:00チェックインのところを12:00から15:00までの3時間、旅館直結の狩野川の船着き場に設置されたテントサウナを楽しむことができる。
▼思いの外パワフルなテントサウナの他、水風呂と温泉を設置。外気浴の椅子の他、13:00からは、川のほとりで、昼食をセッティングしてくれる。
そして、最大の売りは、熱々のテントサウナから、狩野川を水風呂代わりにダイブできること。
この景色の中の外気浴は別格の快適さ。テントサウナ自体は、宿泊者が17:00、19:00、21:00にそれぞれ90分利用できるプランもあるが、明るいうちに3時間ゆったりと利用できるのは、この一日一組限定の24時間ステイプランのみ。
チェックイン、チェックアウトが通常より長いためは、このプランは、竜胆(りんどう)という、サイトにも掲載されていない他の部屋よりも小さい部屋がアサインされる。
▼しかし、平日で前後に余裕があったのか、通常の和室にアップグレードしていただいた。
▼もう一つのこのホテルの特徴が、オールインクルーシブ。ラウンジ、夕食時、そして部屋の中の冷蔵庫はすべて宿泊料金に含まれている。
▼夕方には、館内随所にある有形文化財の解説をしてくれるツアーも。
▼夕食、朝食はどれも丁寧で、これ以上ないほどのサ飯。
▼大浴場は、時間による入れ替え制。それぞれのサウナは、人数によって大きく評価が分かれるかなと。
朝方、人数が多かった時には、それほど満足度は高くなかったが、チェックアウトが遅いため、11:00の風呂の営業時間ギリギリに一人で利用した時には、サウナシュランを受賞することを納得できるレベルの快適さであった。
(サウナ、大浴場の写真は公式サイトから借用)
▼貸切露天風呂は、予約制で、宿泊客は無料で利用が可能だ。
ここのスタッフのホスピタリティのレベルは、とても高く。立地は、ホタルの里である橋の直ぐそばと湯ケ島温泉の中でも最高の立地。
次回は、6月のホタルの時期に、テントサウナプランで伺いたい。