新たな人生に巡り合う旅を標榜するJR九州によるクルーズトレイン。
春夏秋冬ごと、それぞれ一泊二日と三泊四日のコースがある。
今回は、10月にキャンセル待ち繰り上げで当たった、一泊二日DXスイートBでの旅である。
▼JR東日本のクルーズトレイン「四季島」と同様、集合は専用ラウンジにて。ここからすでに旅は始まっているのだ。
▼一般的なスイートは、昼はソファベッド、夜はベッドとして共用だが、最後尾7号車にあるそれぞれ一部屋部屋ずつのDXスイートA、Bは、ベッドルームとリビングルームが独立している。
▼ラウンジではフリーフロー。DXスイートは部屋の冷蔵庫もフリーで足りなくなれば追加も可能。フルーツを剥いてくれたりもします。
▼ななつ星には有田焼と組子がふんだんに用いられているが、希望によりその有田焼の窯元訪問と列車内での組子作成体験が選べる。
▼ここで列車内の組子作成に携わった親方からデザイナー水戸岡鋭治氏の設計へのこだわりについてレクチャーを受ける。この列車はまさに動く美術館である。
▼食事は、乗客層に合わせたのか、分量は多くなく、クオリティが高い。
▼フリーフローのアルコール、ノンアルコールも充実で申し分なし
▼二日目は和食、オーガニックと負担が軽くなるもの心憎い。
▼二日目は阿蘇の草千里にバス観光。バスも水戸岡氏がシートから一つ一つデザインしたそうだ。
▼DXルームのトイレとシャワー
この他DXルームには専任のコンシェルジュがつき24時間対応してくれる。最後には、後泊の都ホテル博多まで荷物を運んでくれるという応対に恐縮するほどのホスピタリティ。
海外へのファーストクラスと同じくらいの価格ではあるが、むしろファーストクラスに比べるとリーズナブルに思えるほど。
まだまだ日本でも行くべき良い旅はあるようです。