京都・二条城そば、三井家由来の土地に立てられたラグジュアリーホテル。
三井不動産のフラッグシップたるこのホテルは、オープンしたばかりでありながらホスピタリティについても、近隣のザ・リットカールトン京都に比べて何ら遜色のない出来栄えである。
木の使い方や部屋では靴を脱いでスリッパで過ごすこと、顧客の要望を先回りするかのような対応は、どことなく同社が運営するハレクラニ沖縄を彷彿させる。
このホテルで満足度の高いポイントは、地下にある天然温泉を用いた、水着着用で入る「サーマルスプリング」はとても居心地の良い施設である。
加えて、鉄板焼「都季」は、長くフランスで修業を重ねRitzParisのメインダイニング統括副料理長を務めた浅野哲也シェフが織り成す料理は、ソースが絶品でフレンチと日本料理が見事に融合した新しい鉄板焼は見事の一言。
オートグラフコレクションとしてマリオットボンヴォイに加盟しているのもSPGアメックスユーザーとしてはありがたい。
あえてここを目的地に旅行を組み立てるべき何度も訪問したくなる良質なホテルである。